2018年9月26日水曜日

CD制作日記 その2

今、この日記を書くにあたって色々と調べてみると制作の話が持ち上がったのが昨年の5月。
レコーディングまでちょうど一年だった事になります。

まあ、相変わらずの腰の重さ^_^;

ご存知の方も多いと思いますが私は指揮でステージに立つことが多く、音大の授業やコンクールや音楽祭のプロデュース、海外でのマスタークラスもしているので以外と忙しい←はい、ただの言い訳。大いに疑わしいですが(苦笑)

自分の事は後回しになるのは致し方なし!

と、言う訳でやっと笹井さんとレコーディング候補曲のリストアップ、日程の相談を始めたのが11月と言う有様でした。

その数、凡そ20曲以上!
まあ、大曲、難曲の類ははなから除外なのでこうなった次第。

その使用楽譜を揃え、笹井に提出して意見を求めました。

楽譜は様々な物が出版、流通していて以外と音が違っていたり(作曲者が違っていたり!)運指は編集者の意図ご大きく、との版を使うのかも考える必要があります。

今回は、基本的に聴いた皆さんにも是非お気に入りの一曲として演奏を楽しんで頂きたいと考え、現在手に入りやすい現代ギター社の出版楽譜を基本にする事にしました。←忖度ほありません(笑)

それでも、私のこだわり&現在は出版されていない物もあり、勿論、運指は私の考えるものであり、それに関してはわたしの考え、我儘を通しました。

実際、笹井さんと話して(ご教示頂いた、と言うのが正確!)レコーディング現場で音の変更、奏法の変更を行った箇所もあります。

それはどんな曲?どんな箇所??

これから明らかにしていきます。

そして、彦根。
今回は慣れないソロのレコーディングという事で、自分の体力も考慮して前泊。

新幹線から在来線の乗り換え、彦根駅に到着したのはもう夕方。

駅前からタクシーの乗ってホール近くのビジネスホテルにチェックインしました。

先着されていた笹井さんとホテルで落ち合い、打ち合わせも兼ねて夕食をとりました。

部屋の窓からホールが見えたので一安心。
楽譜のチェックと指のメンテナンスをして早くベッドに入り、翌朝は笹井さんが先にホールに入ってセッティングをしてくださるのでゆっくりと歩いてホール入り。

エコーホールはオーケストラや有名人のコンサートが行われる大ホールと響きの良い近くホールがあり、地方都市でへ当たり前の物凄く大きな駐車場を備えた素晴らしいホールです。

そのエントランスも今日はひっそり。
何だか荒野を1人行く気分でした。

さあ、いよいよ決戦の地(笑)

次回はいよいよ笹井さんが用意してくださった舞台に登ります!

続く

[筆者:小林徹]