2018年10月23日火曜日

CD制作日記 その6

さて、二日目はホテルで朝食を摂り早々に笹井さんとホールに向かいますセッティングは決まっているので指慣らしをしたら早速レコーディング開始。
夜9時の最終時間までホールは確保してあるのですが、機材のバラし撤収もあるので時間の余裕をみておきます。
そもそも、私の体力も精神力も余裕は無いですからか何とかゴールまで辿り着ける様に頑張るわけで…車の耐久レースで言うところの無給油でタイムを稼ぐ作戦!ガス欠になったらそこでお終い(汗)

エンジニアのアドバイスを信じて最善を尽くすとこなんてホント、レースドライバーですね。

何曲か録っては身体のバランスの為にうろうろと少し歩いては水分、糖分補給。

最後までこの連続です。



そんな中、午前中の終わりくらいに何だか左、しばらくして右のお尻辺りに違和感が…

流石にずっと集中して座って演奏しているので椅子とお尻の接地面が耐えられなくなって来た様です。

私をご存知の方はお判りでしょうが、中肉中背、平均的日本人体型なので幸か不幸かお尻にたっぷりとお肉はありません(笑)

笹井さんが用意してくださった椅子は素晴らしいのですが(事実、腰は全く問題無し!)クッションがあっても十分では無かった様です。

この痛みはレコーディングが進むに連れて増すばかり…まぁ、耐えられないほどでは無いので我慢していたら、だんだんその感覚も無くなっていきました。

結果

人生で初めて『床擦れ』(小規模な壊死ですね)にあたる怪我となり、お見せ出来ない5センチほどの大きなカサブタ、後に剥がれて…しばらく大きな絆創膏さんがお友達となってしまいました。

これからはクッションも真剣に考えます!

レコーディング最後の曲はタイトルにもなる
佐藤弘和さん編曲の『アメイジング グレイス』

こちらについては特別な想いがあるのでまた書きます…

ホールに響く最後のDmajorのコードに耳を澄ませてレコーディング終了となりました。

爪は途中から、特にmの状態が悪くなり、結果として録れない曲も出てしまいましたが左手は頑張ってくれて何とか持ちました。



続く


因みに11月10日の土曜日にCD発売記念のコンサートやります
ギターのメッカ 現代ギター社G Gサロンです。
こちらのサイトからチケット予約も出来ますので是非ご来場ください!
当日はレコーディングで使用したロマニロス含め、3本の銘器で演奏予定です^_^
https://www.gendaiguitar.com/concert/20181110_875


[筆者:小林徹]